エスパー調査とは地中の埋設物や空洞などを非開削で探査する技術です。新たに地中に埋設物を構築する時には、事前にプラントレコードで設備状況を確認を行ったり、試験掘りで埋設物の有無を確認しています。ところが古い設備はプラントレコードに記載されていなかったり、誤って記載されていることがあります。また、試験掘りは交通渋滞の原因となるとともに、ポイントのみの確認であるため、連続的な埋設物の確認ができません。そうしたこれまでの既設設備の確認を非開削で連続的に行える方法として、エスパーは登場しました。
電磁誘導法を利用して、地下ケーブル等の埋設位置を連続的に測定可能とした探査技術であり、本技術により、従来の探査技術では見落としてしまわれがちな埋設位置の変化点を把握することを可能とし、掘削工事における設備事故を未然に防止することができます。